Copyrightタグとは
カメラやスマートフォンで撮ったJPEG、HEIC、TIFFのほとんどには、EXIFブロックが入っています。写真がどのように撮られたかを記述する、番号付きのタグの一覧です。その大半は露出、レンズ、時刻を記録しますが、2つは人を記録します。Artist(作成者、タグ0x013B)は画像を作った人の名前、Copyright(著作権表示、タグ0x8298、10進数で33432)は著作権表示を保持します。
どちらのタグもTIFF仕様に由来し、カメラのメーカー名や機種名と並んで、最初のイメージディレクトリであるIFD0に置かれます。CIPAとJEITAが発行するEXIF規格がこれらを採用しました。現在、ほとんどのカメラやスマートフォンが書き込むのはバージョン2.3xです。
規格はこのフィールドを、画像の権利を主張する個人または組織の著作権表示で、日付と権利を含むものと説明しています。典型的な値は次のようになります:© 2026 Jane Smith. All rights reserved.
撮影者と編集者を1つのフィールドに
このタグは少し変わった構造をしています。2つの表示を持つことができ、最初が撮影者、次が編集者で、その間をNULバイト(ゼロ)で区切ります。編集者とは、出版社など、編集版や出版版について権利を持つ人のことです。
- 撮影者のみ:
© 2026 Jane Smith - 撮影者と編集者:
© 2026 Jane Smith、NUL、続いて© 2026 Harbour Press - 編集者のみ:半角スペース1つ、NUL、続いて編集者の表示
編集者の部分を表示するプログラムはほとんどありません。多くは最初のNULで読むのをやめるため、その後ろの内容は見落とされがちです。必要な表示が1つだけなら(ほぼ常にそうです)、撮影者の部分だけを書き込みましょう。
ASCII、長さ、©記号
EXIF 2.3xはこのフィールドの型をASCIIと定めており、最大長は決まっていないので、文章をまるごと入れることもできます。厳密にはASCIIに©の文字はありません。それでも多くのツールはUTF-8で保存し、現在の大半のソフトは正しく表示します。古いソフトでは、代わりに意味のない文字が表示されることがあります。頼りにしているソフトで文字化けする場合は、(c)やCopyrightという単語を使うのが無難です。
規格の新しい版であるEXIF 3.0では、UTF-8のテキスト型が追加されました。ただし対応状況はまだまちまちなので、どのソフトでも理解されるのは今もASCII形式です。
書くことがなければ、フィールドは空のままにしておきましょう。規格は空のCopyrightタグを「不明」として扱います。カメラの機種名やCopyrightという単語だけのような仮の値より、そのほうが誠実です。
どこで読まれるか
カメラのデータと並んで置かれているため、EXIFの著作権表示はファイルと一緒に残りやすい表示です。次のようなもので読まれます。
- Adobe Lightroom ClassicやPhotoshopなどの写真編集・管理ソフト。
- exiftoolなどのコマンドラインツール。
- デジタルアセット管理システムや、多くの出版ワークフロー。
- 多くのレンズ交換式カメラ(書き込みもできます)。カメラの著作権メニューで一度名前を設定すれば、すべてのコマに入ります。
iPhoneのカメラアプリにはこのような設定がないため、スマートフォンの写真はこのタグが空の状態から始まります。
その後タグがどうなるかは、ファイルを扱うソフト次第です。書き出し画面や多くのウェブサイトは、容量の節約やプライバシー保護のためにメタデータを削除することがあります。確かめるには、処理を経た後のファイルをチェックするしかありません。無料の著作権チェッカーなら、写真をアップロードせずにブラウザでタグを読み取れます。
IPTCやXMPとの関係
EXIFのタグは、写真が著作権を記載できる3か所のうちの1つです。IPTCのCopyright Notice(2:116)は通信社や報道機関が読むフィールドで、XMPのdc:rightsはAdobeのソフトや多くのウェブツールが使うレイヤーです。カメラメーカーとソフトウェアメーカーが結成したMetadata Working Groupは、この3つを論理的には1つのフィールドとして扱い、ソフトウェアにそれらを揃えておくよう求めるガイドラインを発表しました。
実際には、これらはずれていきます。カメラがEXIFに以前のスタジオ名を書き込み、フォトエージェンシーが独自のIPTC表示を加え、編集者がXMPだけを更新する。すると写真は、開くプログラムによって2人の所有者を名乗ることになります。これが矛盾のある写真で、読む側がそれぞれ別の答えを信じてしまうため、空欄の写真より厄介です。
タグを自分で読む
NULの後ろの編集者の表示も含めて生の値を見るには、exiftoolでexiftool -Copyright -Artist photo.jpgと実行します。ブラウザなら、チェッカーがEXIFの著作権表示を、IPTCやXMPと並べて専用の列に表示します。
タグにカメラの機種名、ソフトウェア名、あるいはCopyrightという単語だけが入っている場合は、おそらく初期設定で埋められたものです。空として扱い、正しい著作権表示を書き込みましょう。
写真を損なわずに設定する
メタデータのタグを書き込むときに、画像データに触れるべきではありません。雑なツールは書き込みの際にJPEGをデコードして保存し直すため、そのたびにわずかに画質が落ちます。メタデータだけを書き換えるツールなら、この劣化は起きません。
Copyrightedは、EXIFのCopyrightタグとArtistタグを、形式が持っていれば対応するIPTCとXMPのフィールドと一緒に、画像を再エンコードせずに書き込みます。オリジナルと置き換える前に各ファイルを読み戻すので、指定した内容になっていない書き込みが残ることはありません。
よくある質問
EXIFタグ0x8298とは何ですか?
Copyrightタグ(10進数で33432)のことで、写真のEXIFブロックの最初のイメージディレクトリ(IFD0)に保存されます。テキストの著作権表示を保持し、必要に応じてその後ろにNULバイトと編集者の表示が続きます。
カメラで著作権情報を自動的に書き込めますか?
多くのレンズ交換式カメラには、すべてのコマにArtistとCopyrightを書き込む著作権設定があります。iPhoneのカメラアプリにはこの設定がないため、iPhoneの写真に入れるには別のツールが必要です。
EXIFのCopyrightフィールドだけで十分ですか?
幅広く読まれるフィールドですが、フォトエージェンシーはIPTCを先に見ることが多く、多くのウェブツールはXMPを読みます。3つのレイヤーすべてに同じ著作権表示を書き込めば、どこで読まれても同じ答えになります。